若い頃の話なんですけど
社会人として仕事に就いてみたら
何も知らないし
何も出来ない
その上
何を言われてもチンプンカンプンでね
ただただ突っ立っているだけの
木偶の坊に過ぎない自分という
愕然とする現実を突きつけられたんです
お恥ずかしい話ですが
学校の成績も、回れ右をしますと
見事にトップクラスという
何とも切れ味の悪い頭でしたもんで
無知であることに
コンプレックスを持ったまま
大人になっちまったところがありましてね
会社に行くのが嫌になっちまったわけです
どうやって
これから生きて行けばいいのか
本気で悩んでしまいてね
無い頭で至った結論が
「教えてもらうのが上手い人になろう」
だったんです
教えてもらうのが上手ければ
先輩や上司も喜んでいろんなことを教えてくれ
スキルアップのスピードも速いに違いないって
思ったわけです
そして
自分なりの教わり方のルールを作ったんです
それは
ひとつ
質問は一回に一個とする
二つ
回答のしやすいように質問を分かりやすくする
三つ
この質問は、なぜ聞きたいのかを明確にする
四つ
誰に質問すればベストな回答が得られるかを考える
五つ
礼を尽くし、言葉遣いに気を付け、愛嬌を忘れない
年を食ったいまでも
このルールは守っているわけです