2017年5月22日月曜日

残業

日本の企業から
残業がなくならないのは何故だと思います?

考えてみますと・・・

社員としては
残業手当が大切な生活費の一部ですし

経営者としては
社員を一人前に育てようと思ったら
時間もコストも掛かりますから

忙しくなっても
社員を増やすよりも
仕事に慣れた社員に残業してもらった方が
費用が安く済むという

労使ともに合理的な理由がありますんでね
なかなか残業は減らないんですね

もちろん
行き過ぎた残業というのは
今回の広告代理店での事件のように
個人の人生を狂わす結果になりますから
世間が許さなくなりましたし

それに
そんな会社は
「ブラック企業」なんて烙印を押され
社会的制裁を受けるようになりましたんでね

ある意味
残業はなかなか減らないけれど
行き過ぎた残業は減少傾向にあると
言えるのかもしれません

でもね
ビジネスマン達が喜んで観た「プロジェクトX」や
「情熱大陸」「プロフェッショナル 仕事の流儀」
「ガイアの夜明け」「カンブリア宮殿」なんて番組は
残業を礼賛するドキュメンタリー番組ですからね

番組に感動したビジネスマンは
残業して仕事を完結させることは
美談なんだとインプットされるわけで

仕事と真摯に向き合っている社員ほど
本気で残業を止めようとは思わないんですね

それに
経営者の皆さんも若い頃の話になると
何日も徹夜してトラブルを解決した
なんてことを自慢されますよね

ですから
残業をしない社員は
仕事が出来ない社員なんだという
変な思い込みが何処かにあったりしましてね

日本の企業では
経営者が本気で残業を無くそうとは
思わないようになっているんですね

最近の風潮は
残業は企業悪である的な発想で
どうにか残業を無くしてしまえって
いろんな企業をマスコミが叩いていますが

・・・無くなりませんって!

確かに
ドイツやフランスなどでは
法定の労働時間を超えて働かせた企業には
法律的に罰せられるんだそうですが

だからと言って
日本も法定の労働時間を超えてでも
働かなきゃやっていけない企業に対して
法的な制裁を与えるべきだ

・・・なんて

短絡的に
残業について発言される
政治家もおられようですが

それは
日本の企業の置かれた現実が
見えていないと思うわけです

・・・そう思いません?