2016年9月12日月曜日

くわばらくわばら

若い頃
先輩から言われたことの中で
印象に残っている言葉のひとつに
こんな言葉があります

「当たり前のことを
 当たり前のようにやる
 それが仕事というもんだ」

この言葉を聞いたことのある方って
結構おられると思うんですよね

案外
言ったことがあるという方も
おられるかもしれませんね

いやね
この言葉って便利だと思いません?

先輩から受け継いだいつものことを
いつものようにやりなさいとも取れますし

組織の決まりごとを
ちゃんと守って仕事をしなさいとも取れます

任された仕事を
淡々といつものようにやりなさいとも取れますし

遊興に興じて自分を失うことなく
雑音に惑わされずに仕事に打ち込みなさい
とも取れますね

もっと格好良く捉えると
一流の人が自らに課した目標に向かって
淡々ともの事を進めて行くこととも取れます

このように
いろんなシチュエーションで
応用が利きますからね
便利な言葉だと思うんですが

ただね
これをビジネスシーンで使いますと
この言葉を聞いた側のスキルや立場によって
全く違った意味になるとも言えるわけです

確かに
「当たり前のことを
 当たり前のようにやる
 それが仕事というもんだ」なんて言ったら

格好良いベテランみたいに聞こえますもんね
誰かて一度は言いたくなりますけどね

でもね
ここで使われている「当たり前」という言葉は
何かからの逸脱を禁止しているものなんですね

言い換えるなら
人の思考パターンを制限し
言動をある特定の枠の中に
留めようとするものなんですね

ですから
品質管理を問うような仕事には適していますが
使うシチュエーションを間違うと
イノベーション力を削ぐ結果にもなるわけです

周りにおられませんか
やたらと「当たり前」を強調する方

その方は
自分が組織の中心に立って
みんなが自分の言うことを聞いてくれる
そんな教祖様になりたいと思っているんですな


くわばらくわばら!