若い頃は
若気の至りで
何度も痛い目に遭いましてね
少しずつ賢くなってゆくもんだと思うんです
ただ、大きな壁にぶち当たって
立ち止まざるを得ないことになるのが
後輩や部下が出来たときなんですね
当初は
先輩として馬鹿にされたくないもんですから
ライバル視しましてね
後輩や部下の前で
自分は凄いんだという
見栄を張ることに必死になるんですよね
側から見ていて
その姿は可愛いですわな
次に
この無駄な虚勢の時期を過ぎますと
今度は、彼らがいかに劣っているかを指摘し
自己満足するようになるんですね
「そんな簡単なことも出来ないのか
これまで、一体何をしてきたんだ!」
なんてね
全く意味のない言葉をぶつけては
溜飲を下げるわけです
誰だってね
はじめは、人間としての器は小さいんですわな
そして
ある時、気が付くんです
このままじゃいけないってね
これまでの情けない自分を反省し
本人たちのスキルに合わせた指示をしてみたり
まだ、知らないだろういろんな組織のルールを
懇切丁寧に教えてみたり
仕事に対する疑問や不平・不満を
聞いてあげてみたりと
ポンコツな先輩から
それなりの先輩へと変身するもんなんですね
人の成長というのは
なかなか手間暇の掛かるもんですわな
ただね
現実は、もっと意地悪でしてね
必ず変な若造というのが現れましてな
頭を悩ますことになるんです
そいつは
本人のスキルとは無関係に
ミスをしたりルールを破ったりしましてね
頭を悩ますことになるんですわ
実は、こいつらは
口には出さなくても
仕事や人間関係に不満をもっていましてね
マイナス思考に凝り固まっているんですね
だからと言って
彼らを厳しく叱ったり
理論的に論破したとしても
事態は全く改善しませんでね
どちらかと言うと
悪化することの方が多いように思うんですね
では
こんな面倒な奴らと
どう向き合うのが良いのか?
それは
難しいことではありませんでね
何を言われても動じないと覚悟して
「言い訳を聞いてあげること」なんです
人って不思議なもんで
言い訳を堂々と言わせてもらって
一緒にいろんな想いも吐き出しちゃうと
胸の支えが取れるんでしょうかね
なんかスッキリするみたいなんですね
そうしますと
これまでのことが嘘のように
途端に前向きになっちゃうんですよね
・・・お試しあれ!