2016年9月21日水曜日

諸刃の剣

どんな企業にも
仕事が出来るという人っていましてね
その人のところに仕事が集まって
重要性の高い仕事を任されるようになるものです

自ずと
組織としてもその人への依存度は高くなり
周囲も一目置くようになりますから
その人の影響力はドンドン高くなってゆきます

そうしますと
企業としてもお墨付きを与えて
もっと活躍して欲しいと考えるようになり
昇進ということになるわけです

ところがですね
人間って嫌な生き物でしてね

影響力を堂々と行使出来るようになると
途端に本性が出てきましてね

自分に擦り寄ってくる部下は
大いに可愛がるんですが

自分の思うようにならない部下に対しては
高圧的な発言を繰り返したり、罵倒したり
感情に任せて怒りをぶつけたりするわけです

そうしますと
当初は我慢していた部下も
離職なんていうことになるわけです

仕事が出来る人というのは
下手をすれば「諸刃の剣」に
なっちまうということなんですね

やはり
プレーヤーに求められる資質と
リーダーに求められる資質とは
違うんだということを忘れてはいけませんよね

プレーヤーであれば
もっと高い給料をもらいたいとか
もっと自分の評価を上げたいといった
私欲が原動力となって人一倍仕事をすることで
素晴らしい結果を残すことってあると思うんですが

リーダーということになりますと
もっと顧客に喜んでもらいたいとか
部下にもっと幸せになってもらいたいとか
社会のために貢献できることをしたいといった
公欲の強い責任感が求められるわけです

確かに
リーダーにも私欲はあると思うんですけど
その私欲と公欲とのバランスが
求められるということなんですね

リーダーになった途端
リスクの高いことやメリットのないことは
組織には必要なことだとしてもやらなかったり

将来ライバルになるかもしれない部下を
育てては損だとばかり潰そうとしたり

議論の場で、自分の意見を通すことに固執し
否定されると感情的になったり

トラブルが起こったら犯人探しに終始し
自分に非がないことを証明しようしたりするんです

こんな私欲だけのリーダーって
身近にたくさんいますでしょう?

いま
企業に求められているのは
組織にとってどんなリーダーが理想なのかを
考え直すことだと思うんです

ただ
そこには大きな問題があるんですね

なぜなら
いまのリーダーの大半は
プレーヤーとして優秀だった理由で昇進した

「諸刃の剣」そのものだからなんですわな