「将来は上場を考えているんです」
以前、こんな元気な経営者の方と
お話をしたことがあるんですが
その時、お話したのは
数字がいくら良くっても
社員が「損をしている」って思ってしまうような
会社の仕組みの上に成り立っているとしたら
その歪みは
会社が大きくなるに従って修復不能となり
必ず、どこかで破綻してしまいますが
大丈夫ですか?ということでした
その歪みというのは
例えば
社員教育なんて無駄だからとやらなかったり
サービス残業がやたらと多かったり
通勤の定期代に上限を設けていたりと
社員が「損をしている」と思っていることなんです
社員は
社員教育をされない自分達は
使い捨ての駒だと思いますし
サービス残業代は損を強いられていると思いますし
定期代の上限を超えて払う自腹分は
もの凄く損をしているって思っているんですね
そして・・・
誰でも
損をしているって思いますと
必ず、どこかで取り戻そうとしますから
経費を誤魔化したりしますし
それが叶わなければ
どこかで手を抜いちゃいましてね
仕事をサボったりするわけです
もっと最悪の場合は
不正を働いたりしましてね
会社に大きなダメージを与えたりするわけです
いやね
会社というのは
どんなに
世間からは、いい会社だと言われていても
また、立派な実績を出していたとしても
日常業務のどこかに必ず歪みを抱えていましてね
それを放置したまま
社員に「損をしている」って思わせ続けていますと
ここは踏ん張りどころという大切な時に限って
組織が機能しなくなってしまうもんなんですね
ちなみに
上場を考えているとおっしゃっていた会社は
利益が出ているように見せ掛けるために
サービス残業が常態化していたみたいで
会社を大きくすると経営者が話され始めた途端
優秀な社員からどんどん辞めていかれましてね
残念ながら、最終的に破綻されてしまいました
「社員に損をさせたままでいる」って
本当にリスクが高いんだなって思った次第です