優秀な営業マンというのは
何もしなくても客さんから
注文を貰える人のことをいうって思っていました
実際に
こんなことを考えていたんですよ
近所のスーパーで良く目にする光景が
ひとつのヒントだったんですけどね
スーパーで買い物をしていますと
ソーセージの試食とかやっていて
子供達が群れになって食べているじゃないですか
日頃はなかなか食べさせて貰えない
値の張る高級ソーセージですから
子供達は必死で手を伸ばすわけです
「ひとり1個だからね!」なんて言って
係りの人は飢えた子供たちを追い払うわけですが
そんなこと聞いちゃいませんわな
いやね
優秀な営業マンの姿のヒントは
実は、この試食コーナーにあると思っていたんです
爪楊枝に刺さったソーセージを
美味しそうに食べている子供の笑顔を見た
お母さんは、こんなことを思うわけです
「ソーセージを買って帰ろうかな」ってね
そうなんです
ここには、営業マンなら必ず言うひと言
「買って下さい」という言葉がないんですね
この
相手に何か親切にされると
自分も相手に何か「お返し」をしたくなる心理を
うまく使えば、優秀な営業マンになれると
思ったわけです
営業をしていますと
いい処まで行っていたのに
最後の詰めで交渉が難航してしまい
「残念ながら今回は別の会社にします」
なんてことになるのは良くあることですが
この交渉が決裂したとき
どんな風に演出できるかが
優秀な営業マンかどうかが決まると考えたわけです
そうなんです
ここに「お返し」を仕込むというわけです
例えば
国産車を売り込んでいたのに
「やっぱり外車にする」って
言われたとするじゃないですか
その時
「そうですか、じゃ、とっても親切な
外車のセールスマンをご紹介しましょう」
なんてひと言を投げ掛けるんですね
そうしますと
目の前のお客さんの商談は
逃すことになるかもしれませんが
「顔の広い親切な営業マン」として
お客さんの友人・知人に紹介してくれるわけです
これこそが
優秀な営業マンだろうと考えたんですね
ですから側から見ますと大回りに見える営業を
平気な顔をしてやっていたわけですね
ところが
便利なネットショップが普及した現代では
ショップサイトそのものが最高の営業ですから
優秀な営業マンなんて必要ないんですわな
いまは
損なのか得なのかという
全てにおいて単純な判断が優先する
スピードの時代ですからね
老兵は消え去るのみということです・・・