2016年7月5日火曜日

手強い

企業文化というのは
一旦根付いてしまうと
いくら変えなきゃいけないと思っても
なかなか変えられないもんですよね

経営者はどうにかしなきゃいけないと
あの手この手で改革を行っても
なかなかうまくいかないもんなんです

そんな、上手くいかない企業文化の代表に
「失敗したときの対応」があります

会社というのは
エラーを起こして欲しくありませんから
いろんな場面を想定しマニュアルを用意し
遵守するように社員を指導するわけですが

どんなに立派なマニュアルがあったとしても
それを運用するのは、考える人間ですからね

エラーをゼロにすることなんか出来ませんし
その対応を間違えないなんて出来ないんですね

もし
何かエラーが起こったなら
コストを優先すべきか
顧客満足を優先すべきかで迷い

約束の納期が近づいてきたなら
締め切りを優先すべきか
クオリティを優先すべきかで迷い

計測データに僅かな誤差が生じたなら
実数字を優先すべきか
誤差の範囲じゃないかと、都合の良い数字で
誤魔化すかどうかで迷うわけで

いろいろ迷った挙句に
これなら良かろうとやってみたら
上手くいかずに失敗に終わってしまう

・・・なんていうことになるわけです

このとき
普通の上司なら言いますわな

「お前は何をやっとるんだ
 どう責任を取るつもりなんだ」ってね

当の部下は部下でナーバスになっていますから
どんなに怒られるかとビクビクし
周囲からの冷たい視線に怯え
厳しい処分になるに違いないと
意気消沈しているもんなんですね

いやね
企業にとって
ここが一番大切なわけです

失敗した当人を
怒って終わらせてしまうんじゃなく

企業として
今後、他の人が同じ失敗をしないために

失敗した当人から
その時の状況や
その時考えたこと
その時の心の内などを正確に聞き出し

同じエラーが発生したときのために
その対応策を策定しなきゃいけないんですね

その為には
失敗した当人のヒアリング担当者が
「失敗したのは、全ておまえの責任だ」
なんて態度で接するのはご法度でしょうし

失敗した当人も
再発防止策の策定に協力すれば
会社にとって大切な仕事をしたと評価される

そんな風に思える
企業文化が必要なんですね


・・・なかなか手強いでっしゃろ〜