2017年10月21日土曜日

キュッキュッキュッ

乾燥の終わった
いつもはコーヒー豆を入れているガラスケースを
食器乾燥機の中から出してみて驚いたんです

水滴の跡が
いくつも残っているんですね

チョッとイライラして
ふきんでキュッキュッキュッて磨いて
水滴の痕跡を完全に消しまして

ピカピカになったガラスケースを見て
ご満悦だったんですが・・・

思い出したんです

そう言えば
こうやってガラスの器を
ふきんでキュッキュッキュッて磨くことを
覚えたのはバーボン専門のお店だったなぁってね

そこは
小さなお店でしてね
バーボンが所狭しと並んでいて
そこの髭ズラのマスターが、まだ若かった私に
バーボンのイロハを教えてくれたんです

話をするときマスターは
いつもグラスをふきんでキュッキュッキュッと
磨きながら話すんですね

それが
なんか格好良くって
いまも、それを真似して水滴の跡を見付けると
ふきんで磨くわけです・・・

そうそう
バーボンの初心者は
フォーローゼズのストレートからだって言われて
恐る恐るグラスに口を付けたら
蜂蜜のような甘い香りがしてきて
驚いたのをいまも鮮明に覚えています

その時だと思います
チェイサーっていう言葉を覚え
それが水だけを指すんじゃなく
強い酒の間に飲むものを指すものだから
ビールだって良いんだって教わったんですね

・・・なんか良い感じでしょう?

いやね
思うんです

一流の仕事をさる方というのは
普通の人では気付かないような
目に付かない裏や細部にこだわりを持っていて
ワテのような凡人に畏敬の念を抱かせるってね

一方で
二流の仕事ってね
いくら綺麗に飾り立てても
その人の欠陥が細部に見て取れるんですね

見えない細部の仕事を疎かにしちゃうから
人の目に触れる大切な部分も
残念なことになっちゃうわけです

・・・そう思いません?

タカタ、KOBELCO、日産と続く手抜きは
日本製品の信頼そのものに
疑問を投げかけてしまっていますよね

どこかで忘れちゃったんじゃないでしょうか
グラスに残る水滴をキュッキュッキュッと磨く
あの心配りをね

・・・本当に残念です