不思議なもので
どんなに実力も経験もあり
それなりの実績を上げている経営者でも
公私の区分が100%出来ているかと問われて
「私は潔癖です」と言い切れる方って
多分おられないと思うんですね
お客さんでもない友人との食事代を
接待費で落としてしまったり
家族への手土産を
お客さんへの訪問時菓子代として
経費で落としてしまったり
旧友と気持ちの良いお酒を飲み
帰りにタクシーを使ったのを
交通費で落としてしまったりと
公私混同じゃないかって指摘されると
「申し訳ありませんでした」と
頭を下げざるを得ない内容ではあっても
「この程度のことには目をつぶってくれよ」
なんて本音がどこかに見え隠れするものです
でもですね
公私混同を平気でしてしまう経営者を
横目で苦々しく見ている部下達が
本気で働いてくれるとは思えませんよね
自ずと業績も低迷しますわな
そうしますと
ますます公私混同は酷くなってしまい
そんな経営者を部下達は
どこかで見限るわけです
本当に恐ろしい
負のスパイラルというわけです
この負のスパイラルを断ち切るためには
経営者自らが公私混同をしないように
日頃から心掛けるしかないんですね
でも
その公私混同か否かの判断基準を
どこに持ってゆくかが難しいわけです
その基準のひとつの例として
「部下が目の前で同じことをしたとき
自分は許せるだろうか」
なんてどうでしょう?
自分が許せないと思うことは
自分でやっちゃダメなんですね
「自分は苦労してやっとここまで来た
立派な経営者なんだから特別なはずだ」
なんて言ってるようじゃダメでしてね
こんなこと言ってちゃ
どこぞの知事と一緒になっちゃうんですね
「法に触れることは一切していない
グレーかもしれないが黒ではない
だから、私は正しいのだ」なんて
見苦しい言い訳をする事態に追い込まれ
自らが組織を瓦解させてしまうわけです
いやね
「部下が同じことをやっても許せるか」は
「子供が同じことをやっても許せるか」
「配偶者が同じことをやっても許せるか」
「友人が同じことをやっても許せるか」
「隣人が同じことをやっても許せるか」
という具合に応用が利くんですけど
胸が痛くなるから止めておきますかね!