先日、ある会社の株主総会で
社長交代しようと思っていたけど
まだ、やりたいことが一杯あるから
あと5年くらいは続けることにしました
なんて言って
社長交代をドタキャンして
世間を騒がせた方っておられましたよね
あの方は、日頃の言動でも
平気で悪人を演じておられますから
また、何かあったんだなって思いましたよね
一方、我々一般人というのは
「自分って、善人と悪人のどちらかといえば
世界に誇れる程ではないとしても善人かな」
なんて思っていましてね
大方のところ
善人でありたいと思っているわけです
それは
自分の中にある悪人の要素に
不安や恐怖を感じているからでしょうね
だから
他人と比較することで
自分はあの人より良い人に違いないって
勝手に思っているわけです
実は、ここまでは仕方ないとしても
問題なのは、ここからなんですね
自分は善人なんだから
他人には迷惑は掛けられないって思っていて
会社でミスなんかをしたとき
上司や同僚に迷惑が掛かるからと
誤魔化したりしちゃったりするわけです
後日、そのミスが発覚したとき
こんな言い訳を平気でするんですね
「会社に迷惑を掛けたくなかっただけだ」
自分は善人であり、巷の悪人とは違う
本件は善意で止むに止まれずやったに過ぎない
という論法なわけです
良く聞く言い訳ですよね!
ところが
経営者ともなりますと
こんな言い訳は通用しませんでね
他人と比較する世界に浸っていたりすると
部下達もそれを真似てしまいましてね
組織はあっという間に疲弊し
会社という固い殻の中の世界だけで
物事を判断するようになってしまうんですね
その結果
「炉心溶融という表現は使うな」なんて
すぐにバレてしまうような隠蔽をしてしまう
恐怖の企業体質になっちまうわけです
やはり
リーダーシップというのは
他者との競争によって育つものではなく
個人の人間力や広い視野
長い時間軸でものごとを捉える力を
自らが磨いてゆく覚悟が必要なんですね
誰もが陥っている
善悪という他人との比較によって
ものごとを判断する弱い自分を止めましてね
善人であらねばならないといった強迫観念や
自分への執着心を手放してはじめて
「真のリーダー」になれる気がするんです
やっぱり
こうやって考えてみますと
経営者というのは孤独ですわな