いまの交渉術の主流は
欧米流だと言われていますよね
ですから
先にこちらの条件を提示して
それを基準に、少しずつ擦り合わせをする
ということになるわけですが・・・
そうなりますと
どうしても最初に提示する条件というのは
こちらに有利になるようにしなきゃいけませんから
少々図々しいものになってしまいますよね
例えば
最近は、中古不動産の売買が流行っているようで
お宅を高く買い取らせてくれって
良くチラシが入っていますけれども
もし
不動産の業者さんが
欧米流で交渉してくるとしますと
こんな感じになるんでしょうかね
隣近所の相場が、2,000万くらいとしますと
まず、不動産屋さんはこう言いますね
「お宅を1,000万で買いたい」ってね
言われたこちらとしては
「実勢価格って、そんなもんかなぁ」
なんて、大人しく引き下がるでしょうか?
それとも
欧米流の交渉術のシナリオ通り
「低く見積もりやがったな、ここからが勝負だ
倍の価格にしてやるからな」なんでしょうか
多分、違うと思うんですよね
「この野郎、素人だからと馬鹿にしやがって
テメーとは絶対に取引はせんぞ!」ってな具合に
敵意をむき出しにしてしまうと思うんですよね
やはり
ここは和風の交渉術でないとね
まず
最初の条件提示は、こちらではなく
相手にお願いするわけです
「お宅の物件に、とても興味があるんですが
どのくらいの金額であれば
売却を前向きにご検討いただけますか?」
同時に
その他の条件もお話していただけるように
聴き役に徹するわけですね
売却を決めるには、どんな条件があるのか
売却について、家族の方はどうお考えなのか
売却をするとしたら、いつ頃が良いのか
ってなことでしょうね
こうやって出揃った条件を元に
いよいよ交渉に入るわけですが
この和風の交渉術の面白いところは
相手の方が
寛大な気持ちになっちゃうことなんです
もともと
人というのは
自分の話を最後まで聴いてくれて
なんとなく共感できた相手に対しては
自分の思っている条件が
そのまま受け入れられなくても
なんとなく許せちゃうんですね
以前
ある大手ハウスメーカーの
営業マンのアンケートを取ったとき
優秀な営業マンほど
お客さんと住みたいと思う理想の家について
語り合っているという結果が出たんですね
まさに
このことなんですよね
相手の話を聴くということは
最大の譲歩だということなんですね
やはり
私たちは
欧米の狩猟民族の交渉術より
和風の大人しい農耕民族の交渉術の方が
向いているということだと思うんですが
いかがざんしょ?