面倒臭い売り込みには
「いま失業中でね、金がないのよ」って言えば
ひと昔前なら、すぐに退散してくれましたが
最近は
ちょっと違うみたいですね
銀行口座やスマホの名義貸し
SNSやクレジットカードを使った詐欺というのは
お金がない、お金に困っている相手を巻き込んだ
お金を稼ぎたいという心理を利用した犯罪で
お金がないと聞けば「シメタ!」ですもんね
例えば
取られるお金はないから騙されないという
警戒心の緩さに漬け込んで
まず最初に、幾ばくかのお金を渡すわけです
その上で免許証のコピーを用意させて
勝手にスマホの契約をしてしまいましてね
振り込め詐欺などの犯罪に利用したりするわけです
ここには
最初に利益を与えておいて
相手を良い気持ちにさせておき
その先にある不利益の部分を隠したまま
犯罪に巻き込んでしまって共犯に仕立てるという
恐ろしいトラップが仕込まれているわけです
後日、その仕掛け人について
「どん底の私に救いの手を差し伸べてくれた
神様みたな良い人なんです」なんてね
犯罪に巻き込まれた人は言ったりするわけです
そこには
悪たちに手玉を取られてしまったという
悔しさはないんですね
どちらかと言えば、仕方なかった
それ以外に道はなかった
なんて思っておられるわけです
・・・恐ろしい話です
いやね
こんなことを考えながら思ったんです
営業について語っている多くのビジネス書には
お客様と、初めてお会いしたときの印象って大切で
好印象をもってもらえるようにしなきゃダメだと
書かれていますよね
確かに
そういう部分もあるとは思うんです
スーツはどうしろ
ネクタイはどうしろ
カバンはどんなのにしろ
名刺を交換するときはこうしろ
話をするときはここを見て話せとかね
好印象のテクニックはいろいろあると思いますし
悪い印象を与えるより良いに決まっているんですが
でもね
現在の犯罪は巧妙になっていて
第一印象が良すぎる人にはウラがあるという
世間の常識も考慮すべきだと思うんですね
ですから
初めてお会いするお客様にはハウツーを屈指して
好印象を与えようと張り切らずに
仕事と真摯に向き合う自然体の自分を見てもらって
長いお付き合いが出来るように接することの方が
大切なんじゃないかって思うんですね
そして
徐々に好感度を上げてゆく努力をするわけです
いやね
この「お客様」という立場を
上司、部下、先輩・後輩・同僚、友人・知人と
入れ替えて考えますとね
自分流の人との付き合い方というのが
見えてくるって思うわけです