歳を取りますとね
世の中の大凡のことは
自分では分かっている「つもり」でいるものです
「世間というのは、そんなもんだよ」とか
「常識的に考えると、そうじゃないかな」とか
「過去の経験からすると、こうに違いない」とかね
他人には理解しがたい当人の自信が
こんな発言をさせるわけですが・・・
まぁ
これがプライベートなら笑い話で済みますけど
これをビジネスの場でやられちゃいますとね
周囲の方は迷惑千万ですわな
いやね
なぜ、こんな話をするかと申しますと
昨年の英国のEU離脱の選挙結果のことなんです
国民投票が始まった頃というのは
英国は、EUの中ではあのドイツより
経済成長率が高いと統計数字が示していたんですね
それは
明らかにEUに加盟しているという
恩恵を受けてのことであり
当時のキャメロン首相も、アナリストも
国の繁栄を肌で感じている経営者達は
みんなEU離脱なんか絶対に有り得ないって
本気で思っていたに違いないんですね
ところが
選挙結果は想定外の結果だったじゃないですか
多分
繁栄から取り残された人達の怒りのパワーが
優ったということなんでしょうけど
当時のマスコミは言っていましたよね
EU離脱派は40%に満たないってね
そんな報道を目にして思ったものです
常識的に考えても
EU加盟でいることの恩恵を
否定するなんて有り得ない
・・・なんてね
せっかく
日本経済が元気を取り戻せた処ですからね
リーマンショックみたいなことに
ならなければ良いんですけど・・・
追い討ちを掛けるような
トランプ現象もありますしね
不安は尽きないわけです
いやね
思うわけです
歳を取ろう取るまいが
経験を積んでいようがいまいが
とにかく
ビジネスというのは
この程度かなっていう平均値で
もの事を見てはダメだということなんですね
会社全体の業績が良かったからと
悪かった事業や部門には目を瞑るとか
社員からの問題提起を先延ばしにするとか
お客様からのクレームを軽視するとかね
英国の選挙でいうところの
取り残された人達の声を無視しますとね
あとで痛いしっぺ返しを被るわけです
やはり
自分勝手な正しい「つもり」の意見や見方に
固執することの恐ろしさを肝に銘じ
負の情報に素直な心で接しましてね
正しい反省をするということは
大切なことなんだと改めて思うわけです