2017年11月5日日曜日

稟議書

国家議員の評価のファクターのひとつに
議員立法をいくつ成立させたかって
あると思うんですが

同様に
サラリーマンの業績評価のひとつに
稟議書をいくつ起案し決済まで持っていったかって
あると思うんですね

でも
長く低成長時代と言われ続けていましたから

新規事業の起案や
新規取引先との契約
高額な物品の購入
人材の採用といった前向きの稟議書は
御法度になっていたという企業も
多いかもしれませんね

実態はどうなんでしょう?

何れにしても
好景気の匂いがし始めているいま
再度、稟議書が社内を飛び交うようになるのも
そう遠くないと思うんですね

そこで
今回は稟議書について考えてみました

稟議書って
会社によってフォーマットが違うのかもしれませんが
抑えるべき事項というのは決まっていて
それは5つあると思うんです

承認して欲しい具体的な案件の内容
その案件の目的
案件の実行に必要となる費用
実施することで得られる対価
案件を実行することによるリスク

それぞれの項目について
その根拠となる情報はどうやって収集したのか
結論にはどうやって至ったのか等を
簡潔に説明してゆくのが稟議書だと思うわけです

ただ
ひとつ忘れちゃならないことがあると思うんですね

それは
稟議書というのは
正々堂々と上位決裁者に責任転嫁をする書類である
ということなんですね

ですから
決裁者たちが一旦ゴーサインを出しましたら
上司たちの責任になるということです

自ずと
稟議書を読むときの上司は
その案件に潜むリスクについて
敏感にならざるを得ないわけで
意地悪く粗探しをすることになるんですね

・・・仕方ありませんわな

このことを無視して
稟議書にゴーサインを出そうとしない上司に対して
「うちの上司は肝っ玉が小さい」
なんて言っちゃ可哀想なんですね

だって
上司も自分の将来が掛かっていますからね

ここはやはり

稟議書を構成する5つの事項について
手を抜かずに調査し、誤魔化しのない
書類に仕上げる覚悟が必要だと思うんです

それと
絶対に忘れてならないのは
稟議書を回す前に
上位決裁者に根回しをすることなんですね

「こんなことをやりたいと思っているですが
 どう思われます?」って
事前に稟議の情報をリークしておくわけです

上司というのは
自分の知らないところで
何かが蠢くということを極端に嫌いますからね

自分が見たことも聞いたこともない案件の
稟議書が突然回ってきたら
決して前向きな気持ちにはならないんですね

「何かリスクが隠されているに違いない」と
いつもはちゃらんぽらんな上司でも
警戒しちゃうわけです

ですから
事前の根回しの段階で
口頭でオーケーを貰っちゃうに限るわけです

「今度、こんな案件の稟議書を回しますから
 そのときはよろしくお願いします」

「分かった、分かった、分かったよ!」
ってな感じですね

・・・そう思いません?