ある朝
出社し、エレベーターを降りると
オフィスから大きな電話の鳴る音がしています
いつもなら
電話が鳴ったら、すぐに取るのに
今日に限って、誰も受話器を取ろうとしないみたいで
いつまでも鳴り響いているんですね
慌ててオフィスに入り、受話器を取って
「お待たせしました、おはようございます」と
ひと言言って改めて周囲を見渡すと・・・
なんと
誰も出社していなくって
広いオフィスがシーンとしているんですね
「アー!」って
絶望感に満ちた呻き声を発したところで
・・・汗ビッシャになって目が醒めるんです
こんな夢を
会社の役員をやっていた頃
月に何度も見ましてね
朝から凹んで出社していたもんです
確かに
順風満帆な会社ではありませんでしたから
日頃から、社員にも辛く当たることも多く
申し訳ないという気持ちと
もっと頑張って欲しいという気持ちとの葛藤が
ずっと続いていたんでしょうね
だから
こんな夢を見ていたんでしょう
でも
同時に
こんなことも考えていたんですよ
会社が
不祥事や経営が苦しくなって
世間からバッシングされるなんてことになっても
「人材の流出がほとんどない、強かな会社」
そんな会社にしたいってね
そして
その条件というのは
3つあるという風に考えていました
ひとつ目は
業界の同年代と比較して好待遇であるということです
例えば
会社の株価が右肩上がりで
社員の持ち株制度や、ストックオプションが
充実しているといったインセンティブは
なかなか魅力的ですよね
ふたつ目は
会社を使って人脈を広げられることです
会社の理念やビジョンがハッキリしていて
社員が仕事に働きがいを感じてさえいれば
社外に対して自信を持って会社を語れますから
自ずと社外に人脈が広がるんですね
これが堪らなく快感なわけです
三つ目は
提供している製品やサービスに対して
お客さんから高い評価を得ているということ
良くありますよね
製品のリコールや
経営陣の不祥事なんていうとき
お客さんから
「大変だろうけど頑張りや、応援するで!」
なんてひと言いただいたら
もう一生忘れられない感動ものですよね
・・・そう思いません?
これって
会社を経営するときの
コツなのかもしれませんがね