2013年1月30日水曜日

信じてはいけないモノ


人というのは不思議なもので
自分ではそんなつもりはなくても
うまくいっていない話やクレーム・トラブルといったモノのを
事実通りに人に伝えるのは 本当に難しいコトなんですね

そうなんです
報告をしているうちに
事実を話しているつもりなんですが
いつの間にか自分の意見が加わってしまっているんですね

これは
自分の正当性を知らず知らずのうちに
盛り込んでしまうからだと思うんですが
ワテら一般庶民にはありがちの話で
見方によっては可愛い奴なんですがね

落語で出てくる「八つぁん熊さん」の言動は
悲しいまでに滑稽ですが 我々も同じことをやっているわけです

例えば
昨夜発注した商品が入荷されていないとしますね

この場合
担当者が上司に報告すべきは

「発注した商品が 現時点で未入荷です
 現在発注元に 詳細を確認しています」で十分なんですが

大抵の場合こうなったりするわけです

「あの会社は いつも納品が遅れて困っているんですけど
 今日もやってしまいました 昨日の発注分がまだなんです
 いま 担当に電話して怒鳴ってやりました」ってね

実は こういう組織文化は非常に危険なんですね
組織として対応すべき事案を担当者レベルで対応してしまって
取り返しのつかない事態を招く可能性が高いわけです

「下水道の汚れが酷かったもんで 綺麗に掃除しておきました」

こういう場合
流してはならないものを流してしまっていたり
設備の一部に不具合が発生していて何かが洩れていたり
当たり前と思ってしまっていて見過ごしている何かに問題があったりと
本来ならば リスク回避のために行動を起こすべき事案にも関わらず

「それは御苦労さまでした」で終わってしまう可能性が高いわけです

いまそこにある危機という奴は

例え信頼している相手であったとしても
人がもたらす情報は疑って掛ってはじめて気が付くということです

言い換えるならば
事実である1次情報を大切にしなければならないということですね
人が介在した2次情報というのは鵜呑みにしてはならぬということです