「人前で良く平気で喋れますね」って言われます
人様から見れば
自然に話しているように見えるのかもしれませんけど
実は
緻密な計算の元
どこで何を言って
どこで笑いを取り
最後は何で落とす なんていうことを
事前にしっかりと計算し 演出まで考えて喋っている
わけなくて
言われてみれば 自然なのかもしれません
ただね
こんな私になるまでには
それなりに苦労しておりまして
元々 人前で喋ろうとするとあがり症といいますか
真っ赤になってしまい 手が震え 言葉に詰まってしまうという
本当にどうしようもない輩だったんです
これは内気な性格のせいに違いないなんてね
勝手に思っていたんですけど
やっぱり
人前で喋れないって格好悪いじゃないですか
そこで
ご先祖さんまで引き合いに出して
自分の性格がどんなに内気でナイーブかという
言い訳をするのを止めましてね
性格を変えるのは諦めて
臆病で几帳面な自分の性格に挑戦してみたんです
毎日 当時の部下を集めては
1分間スピーチをしたんですね
部下でしたら 文句を言いませんのでね
無理やり付き合わせたわけです
そうしましたらね
半年もしないうちに
落語でいう 三題話のようなことが
出来るようになってきたんですね
それからです
人前で話すということが怖くなくなったのはね
自分を変えるという行為は
自分の本質を変えるのではなく
いかに自分を演出するかって考えるのが良いように思うわけです