2012年10月27日土曜日

花板


先日 本当に久しぶりに家族で外食をしました
みんな大人になって お酒なんぞを飲みおって ・・・
なんて思いながら 出てくる料理を摘みつつ
狭い厨房の中を キビキビと動く料理人の
その美しい動きに見取れておりました

昔 板さんに聞いたことがあるんですが
和食の料理人というのは 雑用の追い回しから始まって
焼き場 揚げ場 煮方を経て はじめて調理長の長である
花板になるんだそうです

追い回しだけで3年くらいの修業が必要なんだそうで
花板になるには 10年はかかると言っておられました

考えてみれば
調理場の隅から隅まで 全ての仕事をマスターした人間でなければ
美味しそうな盛りつけも 食材の美味しい焼き方も揚げ方も煮方も
出来ないでしょうから 厳しい修業なんでしょうが
一人前になるには仕方ないのかもしれませんね

いやね
思ったんですよ
仕事という奴は どれもみんな同じなのかもしれないってね

会社のトップに近付くにはですよ
経営の数字も 人事も お金も
そして業務のオペレーションの仕方も
うまく出来るかどうかは別にして 全部知っていなきゃ
日々の業務の判断って下せないじゃないですか

ところがですね
いまの人事制度というのは
勤続年数が長いかただったり
目覚ましい売上実績を上げたからだったり
MBAをもっているからだったりと
評価を下す人間が周りの人から非難されないために
分かりやすい基準で昇格なんかを決めたりしているわけです

でね
思うんですよ

会社の人事制度というのは
花板の制度を見習う必要があるんじゃないかってね

そんなことをしたら
下働きをしなければならなくなるわけで
いまどきの若い奴らは
「私は こんな仕事をする為にこの会社に入ったのではありません」
なんて言われてみんな居なくなってしまいます

そんな声も聞こえてきそうですけど
やはり ここはもう一度挑戦すべきだと思いますね

でないと
海外の企業と戦えないような気がするわけです

いまの日本は
マニュアル通りにやりますという社員ばかりじゃないですか

それでは
やはり勝負になりませんわな
私がマニュアルを書きますという社員が多く出てこないとね