2012年10月30日火曜日
栄養価重視の商売
事業再生を考える時
売上げのボリュームを落としてでも
利益の確保を最優先すべきだという考え方に
躊躇してしまいがちになってしまいます。
せっかく 大手企業の口座を開設出来たのに
その取り引きを見直すなんて勿体なくて出来ない
という本音も分からなくはありませんね。
しかし 事業再生を実践している時というのは
会社の体力が落ちている状況ですから
まずは 確実に利益を確保しながら
体力を温存してゆかねばならないわけで
薄利な上に手形取り引きなんかの場合は
一度身を引くことを覚悟すべきだと思うのです。
事業再生を考えるとき
利益の確保が会社の体力の回復につながるわけですが
その時 利益額だけでビジネスを見直していったのでは
栄養価の高いビジネスをチョイスしたことにならないと思います。
例えば
1億の売上で500万の利益を確保するお客様A社の商売と
100万の売上で10万の利益を確保するB社の商売を比較すると
ついつい
大きな売上げのA社を優先したくなるものですが
売上高というのは 思っている以上に会社の体力を使うもので
A社の商売は忙しい割にはあまり儲からなくて
さらに手形回収なんていうことになったなら
儲かっているかどうか分からないなるものです。
それより B社の商売を何口かに広げる方が
商売としてはリスクが低く利益を確保し易いですね。
事業再生を実践するにあたって
取り引きを継続するお客様を選択する基準というのは
利益率の高さと現金回収が可能なこと
そして 手離れの良い商売であることだと思います。
もちろん 体力が回復出来たなら
再度 大手企業の商売を大々的に再開すれば良いわけです。
ですから 取引先を見直す時「商売はしません」などと
要らぬコトは言わずに「いまは忙しくて」などと
のらりくらりと受注出来ない理由を並べて
口座等の閉鎖を免れることも
経営者として心掛けておかねばなりませぬな。