2012年10月30日火曜日

DPOのプロセス


DPOのプロセスにおいて
不良債権が銀行からサービサーに売却されると
債務者宛に内容証明が送られてきます。

「債権回収会社のA社に債権を譲渡しました。 今後につきましては
A社の担当者a氏にご連絡下さい」といった内容が記されています。

そうしますと 今度はサービサーから連絡が入ります。
「今回 B銀行からお宅の債権を譲り受けました。
 今後は 当社にご返済下さい」といった内容です。

もちろん 書面には借金の残高や振込先などが
キッチリと書かれています。

ただ この時 和解金額はいくらと考えております
などといったことは絶対に書かれていません。

「和解する金額を教えてくれたなら
 すぐに資金を調達しますけど」なんていうことを言うと
多分「ふざけるな!」って怒鳴られると思いますので
気を付けて下さい。

サービサーとの交渉というのは
「私は800万なら何とか用意できますので
 これを全額お支払いしたいと思います。
 つきましては 残った債権を放棄して頂けませんか」とやるわけですね。

ということは
交渉の前にいくらかお金を用意しておく必要があるということです。

ここで 忘れてはならないのは
サービサーへの支払いは原則として
現金一括払いに限られているということです。

ですから 支払いにあたっては自己資金では無理でしょうから
知人や取引先から支援してもらうか
銀行からの借り入れの準備を進めておかなければなりません。

いずれにしても サービサーとの和解金額を
提示しなければなりませんから
ここが頭の痛いところですね。

サービサーが提示した和解金額に対して
「当社は その金額では飲めないので破産しなさい」などと
言うかもしれません。そんな時はどうすればいいのか。

「嫌なら仕方ありません 支払いはしないことにします
 どうぞお好きになさって下さい」と開き直るわけですね。
 
一銭も回収出来ないで困るのはサービサーなんですからね。

お互いが歩み寄って
折り合うポイントを探してゆくということになるわけです。

DPO(Discount Pay Off)
DPOとは 貸出債権が延滞等の状態となり
全額回収が困難と判断された債権について
債権残高より安い価格で債務者または第三者に債権を売却する
不良債権処理方法のことです。