2012年10月30日火曜日
ジャンプ
事業再生を図るにあたって
高いハードルとなるのが手形ですね。
手形には時限爆弾のような機能が備わっていますから
このオペレーションを間違うと致命傷になってしまいます。
発行した手形の期日の一覧を見ながら
銀行の借金の返済を検討した時と同じように
新しく組み替えた事業の見通しと
手形の落ちるタイミングとその額を眺めてみて
どのようなスケジュールに変更すれば
手形を落とすことが可能かを検証します。
この時 その場しのぎの延命策程度のデザインでは
相手を説得することが出来ないことを覚悟する必要がありますね。
手形の場合は 振り出し先に期日のジャンプを飲んで頂くことが
基本的な対応となるわけですが
請けて頂けるのは
大体において 大きな会社だと思います。
多くの中小企業の場合
裏書きをされて他の支払いに充てられるか
割り引かれて現金化されていることが多いからです。
このことも しっかりと頭に入れておく必要がありますね。
そして
ジャンプの要請をするかどうかを考えるわけですが
その時のポイントは3つあります。
① 相手が手形を手元に持っておられるかどうかを見極めること。
② 資金繰りの苦しさに耳を貸してくれる経営者かどうかを見極めること。
③ 交渉は 社長 取締役 会長に対して直接交渉するようにします。
通常の窓口担当者に手形の件を持ち込みますと
上層部に議題が上がるまでに
いろいろな人の思惑が絡んでしまって時間が掛かる上に
途中で話を潰されてしまうことも多いモノです。
手形のジャンプなどといったデリケートな交渉は
出来るだけ間に人を入れないのがコツだと思いますね。